地域のミューズを発掘するメディア
これまでの歩み
初めての一人暮らし、初めての九州生活(神奈川県出身)で、挫折と希望の間を行き来しながら必死に日々を過ごしていました。
学生時代の夢は教師でしたが、亡き父がアナウンサーを夢見ていたと叔母から聞いたことをきっかけにアナウンサーの専門学校へ。そこで、キレイなお姉さんがたくさんいたのを見て(笑)、「楽しそうだな」と思い全国を受験行脚。唯一採用してくれたのがKBCでした。
入社してすぐにKBCテレビ番組『ドォーモ』がスタート。4年間、レポーターとしてほぼ毎日取材に飛び回りました。印象に残っているのは、同僚レポーターの女性が妊娠し、出産までの様子をドキュメンタリーで放送したこと(もちろんご家族の許可を得て)。その放送を見た視聴者の方から、「命を絶とうと思っていたけれど、出産シーンに感動して、もう一度生きようと思いました。ありがとうございます」とお電話をいただきました。
意図したわけではありませんが、真摯に、地道に放送を続けることで、誰かの心を動かすきっかけをつくれる——テレビにはそんな力があると感じた出来事でした。
アナウンサー時代の園田さん
まるでまったく別の業界に転職したかのような衝撃でした。
初めて社会人としてのビジネスのいろはや、放送業界・広告業界について学び、放送は多くの人の力によって成り立っていることを実感。これまでとは全く異なる視点から、放送や自分のキャリアを考えられるようになりました。
当時、会社の先輩に「サラリーマンは最高の職業だよ」と言われたことを覚えています。サラリーマンであれば、実践を通して新しいことを学べ、未経験でもゼロから教えてもらえて、そのうえお給料もいただける。こんなに素晴らしいことはないと、身をもって感じました。
2021年に取引先の社長から事業譲渡の計画があると聞き、M&Aによる事業承継を目指して当時の年収の数十倍の資金確保に奔走しました。資金の目途は立ったものの、プレゼンで敗れ、M&Aは断念。その後、新たな案件を探したり、起業を計画したりもしましたが、思うような成果は得られず。定年を迎えたことをきっかけに退職し、個人事業主としての活動をスタートしました。
園田哲也さんの未来地図
01
社会人として一人前に育ててくれた「福岡」の人と街に恩返しをしたいという思いから、この地を中心に活動しています。求められてお役に立てそうなことには、ジャンルを問わず「ハイ!」か「Yes!」か「喜んで!!」と取り組んでいます。
実例を挙げると、シェアサイクル「チャリチャリ株式会社」顧問、株式会社radikoのアカウントエグゼクティブ、RKBラジオ「まきの部屋」パーソナリティなど。
誰かの夢ややりたいことを応援、サポートしたいという想いが軸にあります。
02
還暦まで38年間勤めたKBC九州朝日放送を退職した際に、新たな挑戦のスタートを記念したパーティーを開催したところ、全国(なかには海外)から約140人の友人・知人が集まってくれました。なかには、10年以上も会っていなかったのに、LINEのメッセージひとつで参加を即答してくれた方も。改めて多くの人に支えられてきたことを実感し、お世話になった方にはもちろんですが、過去の自分のような人も応援することで、「恩返し」と「恩送り」を実現したいと、さらに強く意識するようになりました。
03
まずは、自分自身が楽しみながら、イキイキとさまざまなことに挑戦し続ける姿を多くの人に見てもらうこと。それにより「あいつでも出来るんだから、自分だって……」と挑戦に対するハードルを下げたいんです。
将来的には、挑戦することを応援するビジネスを立ち上げ、地域の活性化に貢献したいと考えています。
イベント開催、MCをしたりすることも
園田哲也さんに10のQuestions!
Q1
「(会社にいたときより)とっても楽しそうですね!」
そんな言葉を、さまざまな人からかけてもらえることです。
長年のサラリーマン生活で培ったスキルや人脈を活かし、新たな活躍の場をつくりながら、いきいきと過ごすことを体現しようと実践してきたことが、きちんと人に伝わっていると感じられて、とても嬉しくなりました。
Q2
各種AI。
日々進歩する既存のAIや、次々登場する新たなAIによって、仕事の幅やスピード、可能性が大きくなっていると実感しています。これまで一人では対応できなかった案件にも、しっかり応えられる環境が整ってきました。ちなみに、よく活用するAIは、Chat GPT 、Gemini、Claude、Gemspark、Skywork、Canvaなどです。
Q3
挑戦する人を揶揄したり、足をひっぱるような行為。
Q4
「飲水思源」(井戸を掘った人を忘れるな!)と「朝日の昇らぬ夜はない」。
Q5
100点。
結果だけを見ると、とても100点などつけられませんが、今できること、やるべきことを、誠実に精一杯実践しようと日々過ごしています。
たとえ失敗しても、「誠実であろう!」「精一杯やろう!」とした結果であれば、減点したくありません。ただし、明日は120点、その次の日もさらに……という形で、常に進歩を続けていきたいと考えています。
Q6
誠実であること。
それは人に対してもだし、仕事に対しても。正直に真摯に向き合い、途中で投げ出さないこと。そして何があっても社会のせいにしないことが大切だと持っています。
Q7
陽気な楽天家で、人前に出るのも好きな子だったのですが、自ら手を挙げずに誰かに推薦されるのを待っているような子どもでしたね。なんか、そういうちょっとカッコつけるようなところはありました。
Q8
一生懸命生きる、ということくらいだと思っています。
Q9
何度もあります。
その都度、友人や家族に支えられて前向きな気持ちを取り戻させてもらっています。
辛かった時に友人からもらった言葉で、いまでも時々思い出す言葉は、
「人生、楽しんだもんが勝ち!」「(その経験)本に書けるね!!」という2つです。
Q10
実現したいことの、最初の一歩。
Profile
プロフィール
園田哲也/Tetsuya Sonoda
コミュニケーションラボC&C、みなさんの応援隊長
1963年(昭和38年)8月17日生まれ。神奈川県出身。KBC九州朝日放送に38年間勤務し、アナウンサー、番組制作、営業、事業開発、投資、リスク広報など、多岐にわたる分野で実績を積む。関連会社の社長としてイベントや広告事業を展開し、経営者としての視点と現場での経験を併せ持つ。現在は、企業・自治体・地域団体の支援に幅広く携わり、広報力向上のためのセミナーやワークショップ、デザイン思考を活用した課題解決のコーディネートを行う。また、人間関係の悩みに答えるラジオ番組のパーソナリティとしても活動中。多様な経験で培ったスキルと実行力で、組織や個人の課題解決をサポートしている。
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