地域のミューズを発掘するメディア
これまでの歩み
小学校6年生のときに、仲良かった幼なじみが亡くなってしまいました。身近な友人が突然いなくなりとてもショックでしたが、これをきっかけに『人生は何が起こるかわからない。一度きりしかない人生、自分が好きなことをして一生懸命生きていこう』と、強く思うようになりました。
将来はイカ釣り漁船の漁師になりたかったんです。ラグビー部のキャプテンでしたが、合宿には行かず、漁に出ていたほど。漁師ってカッコいいじゃないですか。実際やってみてすごく楽しかったんです。だから大学受験はするつもりなかったのですが、成績はそこそこ良かったので、先生に『推薦で大学受けないか』と提案されて。それで受けてみようってなったんですけど、まさかの不合格(笑)。それが悔しくて火がついて、高3の12月から本気で受験勉強を開始。商学部3つとスポーツ科を受けたのですが、商学部は全滅。最後に受験したスポーツ科だけ合格しました。これがラグビーを本格的に始めたきっかけです。先生の言葉があったおかげで今があります。
高校のラグビー部はかなりの弱小チームで、正直ほとんど勝った記憶がないんです。ルールもあんまりわかっていなかったくらい(笑)。でも大学に入って、全国大会に出ていたような有名な選手たちと一緒にプレーしてみたら、『あれ?全国ってこんなもん?』というくらい、自分の実力があったんですよ(笑)。どうやら、イカ釣り漁船でバイトしていた時に、体幹がとてつもなく鍛えられていたみたいなんです。ほんと、人生ってどこで何がつながるかわからないものです。
築城昌拓さんの未来地図
01
現在、私が注力している事業は大きく2つあります。
ひとつ目は、「O.U.P.スポーツアカデミー」の運営です。子どもたちに“平日の放課後に楽しくスポーツができる環境”を提供することを目的とした子ども向けスポーツ塾で、2020年に福岡市で開校しました。現在は6年目を迎え、福岡・北九州・熊本の3エリアで展開し、延べ200名を超える子どもたちが在籍しています。
もうひとつは、「小学校体育授業支援事業」です。
こちらは、福岡市内の小学校にて、元ラグビー日本代表選手である私・築城昌拓(ついき まさひろ)をはじめとする元アスリートや身体づくりの専門家が、体育の授業に講師として入り、教育現場をサポートする取り組みです。現場の先生方と連携しながら、運動の楽しさと正しい身体の使い方を子どもたちに伝えています。
いずれの事業も活動拠点である「福岡市」からスタートしました。
自身の競技経験を活かし、次世代の子どもたちの健やかな成長を支えることが、私の使命だと感じています。
運営しているスポーツ塾「O.U.P.スポーツアカデミー」の生徒たち
02
私は、幼少期からずっとラグビーに取り組んできました。
多くのスポーツや体育現場をみてきましたが、子どもたちの取り組む姿を見た時に、「笑顔が少ないんじゃないか」「もっと別の方法の方が、子どもたちがのびのびとできそう」と思ったことがきっかけです。
また、小学校の教育現場では一人の先生の負担がすごいです。自分の経験を活かして、体育の授業を少しでもサポートできればと思っています。
03
福岡市は「アジアの玄関口」とも称される国際都市です。
スポーツには、人に感動を与え、勇気を与え、挑戦するきっかけとなるなど、さまざまな“力”があります。
そのスポーツにおいても、「観る」「する」「支える」といった多様な関わり方があります。情報化が進んだ現代だからこそ、国を越えた同世代の交流を促進することで、子どもたちの視野や可能性はさらに広がると信じています。
今後は、スポーツを通じた国際交流をさらに活発に展開していきたいと考えています。スポーツには、国境を越えて人々をつなぐ力があります。だからこそ、スポーツを軸に、平和で協力し合える世界の関係性を築いていけることを願っています。
築城昌拓さんに10のQuestions!
Q1
我慢強いと思います。言い方を変えたら頑固です。
短所は飽きやすいですね。もう大丈夫かなと感じたら、辞めたり、譲ったりします(笑)。
Q2
これまで多くの子どもたちと接してきていますが、子どもたちの成長や挑戦し続ける姿を見て毎日感動しています。
Q3
自分のことしか考えない大人は、本当に嫌い。相手には「嫌い」というところは見せずにうまくかわしています(笑)。
Q4
90点です。
まだできることがたくさんあると思っています! 学び続け、社会のために活動していきたい。
Q5
「やるかやらんか」。
高校生の頃からこの言葉をずっと大切にして、「やる」と決めたらとことん動きます。独立するときも、「無理だよ」「絶対上手くいかん!」などよく言われましたが、その言葉を思い出すことでやる気スイッチを入れていました。
Q6
それが楽しいものか、楽しくないものか。あと、中途半端に手を出して人に迷惑かかりそうだと感じたら、自分がやりたいとしても、「やらない」ことを選択します。
Q7
挫折ばかりの人生だったかもしれません。
人生ってうまくいかないことばかりだと思っていました。だから、うまくいかなくてもそもそも凹みません!
Q8
韓国ドラマをよく観ています。
Q9
大富豪の子どもに生まれ変わりたい! 理由は、なんでも最速でできそうだから(笑)。
Q10
「やるかやらんか〜人生は一度きり〜」
Profile
プロフィール
築城昌拓 / Masahiro Tsuiki
O.U.P.スポーツアカデミー 代表/スポーツ教育事業家
福岡県出身。元7人制ラグビー日本代表主将。コカ・コーラレッドスパークス所属後、2020年に「O.U.P.スポーツアカデミー」を創設。現在は福岡・熊本エリアで200名超の子どもたちが在籍。さらに、小学校体育授業支援や国際交流を通じた教育展開にも注力している。
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