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地域のミューズを発掘するメディア

藤田淳一さん

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株式会社マイティーエース代表取締役

「AI全盛時代、培ってきたデジタルマーケティングを強みに地域貢献を」

西日本新聞社に入社後、主にデジタル分野に携わってきた藤田淳一さん。2025年4月、WEB広告会社「マイティーエース」が西日本新聞社のグループ会社となったことをきっかけに、同社の代表取締役に就任。

「AI時代だからこそ、デジタルを深く理解する“人”が介在することが重要になる」と藤田さんは語る。AIが急速に進化し続ける今、マイティーエースはデジタルの力を活かして地域を活性化させるべく、日々学びを重ねている。

History

これまでの歩み

2000年 22歳

西日本新聞社 入社

就職は大阪で決めていたのですが、高校の友人に『福岡に帰ってこい』と言われたのを真に受けまして(笑)。内定を辞退し、福岡で就職活動をやり直して入社しました。今思えば、何も深く考えていなかったなと……。よくあんな大胆な決断ができたなぁ、と思いますね。

2005年 27歳

ソフトバンクへ出向

ソフトバンク(当時は持株会社)に出向し、ソフトバンクメディア&マーケティング→アイティメディアと転々。この経験で“WEBの人”というイメージが定着し、以後多くの異動を経験しました。

当初はデジタルの知識がまったくなく、会議で何を話しているのかも分からず……(笑)。でも、必死に本で学び、何とか食らいつきました。

研修旅行中、マカオにて

研修旅行中、マカオにて

2025年 47歳

株式会社マイティーエース代表取締役社長に就任

WEB広告会社のマイティーエースが西日本新聞社のグループ社となり、4月から代表取締役に就任。就任後、多くの仲間や知人が仕事の相談をくれたり、人を紹介してくれたりと、想像以上に温かいリアクションがあり、感激しました。

現在

Vision Map

藤田淳一さんの未来地図

01

現在の活動内容は?

2025年4月、西日本新聞グループである株式会社マイティーエースの代表取締役に就任しました。マイティーエースでは、主にWEB広告、SNSアカウントの運用代行、採用支援などのデジタル事業を展開しています。

02

活動の原動力は?

大学卒業後、西日本新聞社に入社し、早い段階でデジタル分野に携わってきたことから今があると思います。経営者には、大きく二つのタイプがあると思っていて、一つは「これで勝負する」「成功して豊かになりたい」「地元を盛り上げたい」といった明確なビジョンを持ち、自ら起業をするタイプ。もう一方が組織の中でキャリアを積み、「どう組織を構築し、どう持続可能な事業にしていくか」を重視するタイプです。

私自身は後者で、自分の存在価値を示しつつ、グループ全体の中でのポジションをどう築くか、そして事業をどう成長させていけるかということに大きなやりがいを感じています。いったん「これだ」と思えるものに出会うと、夢中になってしまう性分でして、休日返上で仕事をしてしまうところがありました。結局、仕事が好きなんでしょうね。

03

描いている未来は?

まずはWebマーケティングやIT・AIを活用し、企業や地域の課題解決に貢献していきたいと考えています。

2025年4月、マイティーエースは「西日本新聞グループのデジタル領域の成長」を担うミッションを受け、グループ入りしました。今後はWEB広告にとどまらず、より広いデジタル領域で、パートナー企業のお役に立てる存在を目指します。

もちろん、2〜3年後には主力事業が変わっている可能性も。変化を柔軟に受け入れ、常にアンテナを張り続ける姿勢を大事にしたいです。そして、AIの進化も急速な時代だからこそ、「人が関わる意味」や「存在価値」を問い続けたいと思っています。

個人的には「地元」と呼べる場所を持ちたいという想いがあります。福岡県には幼少期から住んでいましたが、福岡市には就職してから初めて住みました。転勤族だったこともあり、特定の土地に強い愛着があるわけではありませんが、いつか「この街のために」と思える場所に出会えたらうれしいですね。

仕事仲間とくまモン

仕事仲間とくまモン

Essence

藤田淳一さんに10のQuestions!

Q1

今注目しているコトやモノ、場所などはありますか?

中3の息子のラグビー(部活)。面白すぎて、自分もラグビーをやりたかった、と思っています(自分自身はバレー部でした。しかも下手でした)。

Q2

長所と短所は?

「なんちゃない男」だと思っています。

長所:基本的に“NO”から入らないところ。

短所:時間や効率にうるさいところ。

Q3

今の自分に点数をつけるとしたら?

70点。良くも悪くもない状況。もう少し、自分が納得できる生き方をしたいと思っています。

Q4

「これだけは許せない!」というこだわりはありますか?

悪い嘘。人を傷つけるような嘘は許せません(良い嘘は別です)。

Q5

あなたにとって「挑戦」とは?

何か難しいことをはじめたり、高い目標を掲げてそれをクリアすべく活動したり、ということではなく、自分で自分を認めることができる結果が出た時、その過程が「挑戦」だったのだと思います。

Q6

何かを選択、判断されるとき、何を基準にされていますか?

比較的いろいろと調べる方ですが、最後は自分の気持ちが傾いている方に決めます。あまり人に相談はしません。

Q7

挫折しそうになったことはありますか? そのとき、どう乗り越えましたか?

ありすぎて覚えていません(笑)。というか、乗り越えられたかもわかりません。強いて言えば、「酒を飲んで乗り切った日」が何度もあります。お酒は好きで、家でYouTubeを観ながらしっぽり飲むのも、飲み会で仲間と飲むのもどちらも大好きです。

「お酒はジンやハイボールが好きです」

「お酒はジンやハイボールが好きです」

Q8

死ぬまでに一度はやっておきたいことは?

「ここが自分の地元だ」と言える場所をつくりたいです。転勤族で育ち、社会人になってからも辞令を40回も受けてきた人生なので……。

Q9

自分の人生にタイトルをつけるとしたら?

「ミスター・リリーフ」。

リリーフのように、何かを誰かに繋ぐ存在でありたいと思っています。

Q10

あなたにとって「夢」とは?

小さな幸せがたくさんある生活。美味しいものを食べたり、酒を飲んで談笑したりしながら過ごしたい。あと、暑さと寒さを我慢せず生きていたい。

Profile

プロフィール

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藤田淳一/Junichi Fujita

株式会社マイティーエース代表取締役

1977年6月14日生まれ。関西大学商学部卒。2000年西日本新聞社入社。本社、大阪支社、東京支社で新聞広告営業部門に従事後、2005年にソフトバンク㈱へ出向、デジタルメディア事業全般を担当。2006年から本社総合メディア本部をはじめデジタルメディア関連部署で、自社メディアにおけるWEBマーケティング全般を担当。2014年メディア開発部次長、2019年メディアビジネス部次長、2024年デジタル事業部長、同年6月マイティーエース(非常勤取締役)、2025年2月同社取締役(出向)を経て現職。