ピル(低用量経口避妊薬)ー今では割と気軽に服用されている方も多いのではないかと思います。一般的には避妊目的で使用されたり、人によっては旅行などに被らないように生理をずらすためのものとして飲んでいる方もいるかもしれません。もしくはPMS緩和、月経不順の改善、美肌のため…人それぞれ目的はさまざまにも感じます。

ですが、低用量ピルを服用する上で、女性の体にどんなことが起こっているのか、ちゃんと認識している方がどれくらいいるのだろうか?と疑問も湧いてきます。今一度立ち止まり、改めて30才から考えたい低用量ピルのこと、生理のことについて書いていきたいと思います。

低用量ピルについて

ピルを飲むと卵巣が休眠状態に

低用量ピルにはいくつか種類がありますが、主な働きは、「排卵の抑制」「子宮内膜の増殖抑制」「精子の侵入を阻止」など。「排卵の抑制」されることにより、卵巣が休眠状態になり、卵胞が発育せず、排卵が抑制されます。

  つまり、低用量ピルを飲み続けている限り排卵がされないということで、生理が止まっているのと同じ状態に。「でも経血は出ているし」と思う人もいらっしゃるかもしれません。それは消退出血といい、休薬期間に子宮内膜が増幅を止めて剥がれ落ちることで起きます。

子宮内膜症の症状を軽減させる効果

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子宮内膜症とは、子宮の内側をおおう「子宮内膜」に似た組織が、子宮の内宮以外の場所にできてしまう病気で、昨今では、10人に1人(※1)が子宮内膜症にかかっているといわれています。

  主な症状としては「痛み」と「不妊」で、20〜40代の女性に多く見られます。現代では、昔に比べ妊娠回数も少なく、妊娠する年齢も高齢化していることが理由と考えられています。

  妊娠している時間が少ない、要するに月経回数が増えるので、子宮内膜症の発生頻度が増加することがわかっています。 

引用参考
※1日本婦人科腫瘍学会
※2日本産科婦人科学会

自分の体と向き合い、今何が必要か問いかける

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女性の社会進出が進み、働く女性が増えている中で、女性ならではの体のトラブルや悩みが仕事のオアフォーマンスに影響する、といった悩みを抱えている方もいらっしゃるはず。女性の体に波やリズムがあるのは紛れもない事実で、どんなに忙しくても、痛みが押し寄せてくることがありますよね。

そんな時、自分らしい生活を送るために、フェムテックのプロダクトやサービスを活用したり、低用量ピルや痛み止めに頼るのも、一つの手段。いろんな対処法を試してもつらい場合は、病院へいくなど、自分の体には今何が必要か、見直すことも必要です。無理せず、自分の体と向き合いながら、自分にとって心地良いと感じられる選択をしていきましょう。

30才から考えたい、生理の変化

女性の体の不調は当たり前のことではない

ここまでの話からもわかるように、生理とは女性の健康問題と切ってもきれないものではないでしょうか。妊娠の為にも必要なものでもありますし、私たちの健康状態の表れでもあります。

  「生理不順やPMS、生理痛など、特に珍しくもないし。みんな我慢しているし。」もちろん大なり小なり人それぞれ女性特有の生理にまつわる不調を感じることはあるでしょう。だけど当たり前のことのように受け入れる前に、体の声を聞くことが大切なように感じます。

  女性の体やホルモンバランスは年齢とともに変化していきます。その上で30才というのは大きな節目の年齢。立ち止まって見直すことが、そのさきの40代、50代にも繋がって行くのではないかと思います。    

筆者の生理の変化

筆者自身も20代半ばごろ、一時期、低用量ピルを服用していましたが、約1年ほどで服用は止めました。20代の頃はとにかくPMSがひどく、生理不順で、経血もドロッとした茶色のものが出たりと、正直なところ、あまりいい健康状態ではなかったのではないかと、今思い返すと感じます。

  理由は不規則な生活やストレスなどさまざまでしょうが、若く体力もあったことから、体に鞭を打って働いたり、心の余裕も少なく、自分の体の声を聞けていませんでした。

  ですが30代になった今、間違いなく生理や健康状態がよくなったように感じます。それはちゃんと、立ち止まって自分の体の声を聞くようにしたから。

  年を重ねて余裕が出てきたこともあるかもしれませんが、生理用ナプキンを体に優しいものに変えたり、規則正しい生活や運動を取り入れたり、無理はせず自分をいたわる時間を意図的に設けるようにしたから。(他の記事参照)今では、経血もとても綺麗な状態ですし、PMSも軽減し、生理不順もほとんどありません。      

まとめ

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低用量ピルや生理のことに限らず、何事も「自分で知り、自分の意志で決める」ということが大切だと感じます。一人一人の身体は違うので、「周りもみんなそうしているから」といって決めるのではなく、自分の身体に耳をかたむけてみましょう。  

  大切なたった一つの自分の体を守るためにも、自分で考えて決めるという選択の軸を持てる女性が増えることを願ってやみません。改めて立ち止まって考えるきっかけになればうれしいです。  

■Writer's Profile

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「美しくなることは、自分を好きになること」をモットーに、スキンケア・メイク・美マインドなど、美容全般に関する情報をSNS等で発信。

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