Interview
♯グッドバイブスウーマンvol.2<Ayaka Brandyさん/画家・ラッパー・和製黒人>
#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第二回目にご登場いただくのは、Ayaka Brandyさん。
2024.09.28公開
■Ayaka Brandy
父の国コンゴ民主共和国生まれ。内戦の影響で生後2ヶ月で日本移住。11歳まで三重県鈴鹿市で育つ。 幼い頃から仏教教育のある保育園に通いつつ両親からは聖書を中心に教育。高校時代は小笠原流礼法に触れる。【和製黒人】として大和撫子になるべく着物や伝統工芸である友禅染めに触れながら、画家としてルーツや精神世界から溢れる女性性を表現している。
A.高卒で現役合格して通っていた学校を半年で中退したのですが、
B1A4という韓国アイドルを見た時に「私も輝きたい!」と思いました。
オタ活で知り合った友達に「あーちゃんって絵下手そうだよね」と言われたことが、アートの道を進んだきっかけです。
子どもの頃の自分は校庭に出るより、教室で絵を描いてゆっくり生きていたので、思い出させてくれた友達に心から感謝しています。
A.自分が成功している姿がイメージできるし、
天国のおじいちゃんおばあちゃんにあの世で自慢してほしいなって思ってます。
正直、邪魔が入ることもあるのですが、そういう事象も全部力に変えます。
あとは大和魂ってほんとに美しいなって思っていて。
日本育ちの黒人が体得したら本当に面白いなって思ってます。
着物を着て街に繰り出せば、「綺麗だね」と声をかけてもらえるのが幸せです。
A.自分のことを蝶だと思っています。
何かをする上で、停滞して成長がない状態は好きではないんです。
適度にお花の上で休みながら、高く舞っていたいです。
A.「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と「真・善・美」
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は、
香取慎吾さんがこの言葉について語られていたことがあり、私も好きになりました。
どんなに有名になっても、成功しても、腰は低く、謙虚でいたいです。
「真・善・美」は、
言霊の先生と関わる機会があり、教わった言葉です。
大和撫子は自分自身で判断して正しいことを知り、正しいことを行い、美しく生きる。
私も自分軸で他に左右されない人生を歩みたい!と思っています。
A.神棚に清酒とお水をお供えして、お線香に火をつけます。
おじいちゃんおばあちゃんに挨拶をして、LOVEを送ります。
特に日本方の二人はとくに私のことを大きな愛で包み込んでくれたんです。
いまも涙が出るぐらい大好きです。
A.音楽を聴くこと。言葉が歌に乗ると波になる感覚が心に強く響いてくれるので、高鳴ります。
あとは自分にとってよくないな、と思ってしまう状態も排除しないで受け入れることです。
いいこともあれば悪いこともある。悪い状態でも「これが今の私のベストだからこれでいいや」と力を抜くようにしています。
A.たくさんありますが、2021年の2度目の個展を開催したとき。
そのときは絵を辞めようとしていて。
肩書きはしっくりこないし、せっかく受注したデザインの仕事もうまくいかず。
「最後は自分の好きな黒と金で内面を表現してやる!」と描いた絵が、たまたま今の師匠であるセッタンジェリあつき氏に見てもらうことができ、画家としてキャリアをスタートしました。
ラップは2023年に出会った仙人にノリで電車の中で書き立てほやほやのリリックを見せたら「お前の言葉は力があるし簡単だからやれ!」と言われ、ビートをもらったのが始まりです。
シンクロニシティと人徳で毎日生かされています。感謝です。
私は思考優位の人間なので、ラップで頭の中を整理して、絵を描きやすくしています。
A.お金に対しては悲しい思い出が多いのがリアルなのですが、豊かさを与えてくれる尊いものだと最近価値観が変わりました! そうしたら、今年に入ってからタイミングで臨時収入が入るようになって…。思い込みって怖いなと思いました。お金大好きです! これからもいっぱい受け取ります。
A.家族で山分けして、手元に残ったお金で大きい絵が描きたいです。アトリエとかも借りて傑作が作りたい。天井高めで、星が見えるお家に住んでゆったり過ごしたいです。
コンゴのお墓参りも行きたい。やりたいことが多すぎですね(笑)。
A.海外で展示してみたいです。
いろんな人に私の絵が渡って、肖って。
いま以上の輝き溢れる人生になってもらえたら作者として心から幸せです。
「フィルムカメラ専門の写真家・修理屋さんという特殊な事業をしていて尊敬している友人です。彼女の書く文章は温かみがあります」(Ayaka さん)
構成・文/竹尾園美
最近の記事
Recent articles
「一人ひとりが成長ではなく、“成熟”していく世界へ」食べる瞑想を通して伝えたい、本質的な豊かさとは/Zen Eating代表・Momoeさん
禅や食べる瞑想「Zen Eating」を伝えながら、国内外で活動しているZen Eating代表・Momoeさんにインタビュー。食べる瞑想「Zen Eating」とは、今日からできる、幸せな食事の方法です。そして、私たちがあらゆるものとつながっているということを気づかせてくれます。Momoeさんが、Zen Eatingを通して実現したい世界とは? そして、今後の世界で問われる、本質的なWell-beingとは。
2024.12.01
Interview
Wellness
♯グッドバイブスウーマンvol.6<鈴木優菜さん/衣装・刺繍作家>
#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第六回目にご登場いただくのは、衣装・刺繍作家の鈴木優菜さん。
2024.11.22
Interview
♯グッドバイブスウーマンvol.5<山田祐実さん/フリーランスカメラマン>
#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第五回目にご登場いただくのは、フリーランスカメラマンの山田祐実さん。
2024.11.12
Interview
私のバイブル vol.5/ファッション学園長・びばり〜えりさん
自身が持つ才能を活かし、クリエイティブな生き方をしている素敵な人に、ミューズたちの指針や道標となり、My Museの在り方を体現するような映画や本、アートをご推薦いただく「私のバイブル」。
2024.11.09
Culture
「Plantfulな暮らし、始めませんか?」持続可能な社会の在り方を提案するイベントを11月17日に開催!
人々のウェルネスと地球保全のために、プラントベースの食習慣を日本に広める活動を行う、イタリア在住のヴェルヌ華子氏の来日に合わせて、環境活動家である深本南氏を招いたイベント「Plantful Inspirations 2024」を代官山のForestgate Daikanyama TENOHA棟 CIRTY CAFEにて開催。
2024.11.05
Wellness