Wellness
私の婦人科検診ルーティン
最近ようやく婦人科検診の重要性が若者の間でも少しずつ認知されてきた日本。「自分は大丈夫」と安心しがちですよね。しかし婦人科病は誰にでも起こり得るものです。毎年欠かさず受けている私の婦人科検診ルーティンをご紹介します。
2021.09.27公開
どんな病も身体に違和感を感じてからではなく、未然に予防をすることが重要と言われています。
特に婦人科検診に関しては、勤め先の健康診断に含まれていないことも多々あり、検査に行くきっかけが見つからなくて行っていない、という人もいるのではないでしょうか。
2020年のデータでは、20代日本人女性の受診率は25%と、アメリカの80%に比べて大幅に低いデータとなっています。
私は2017年に中絶手術を経験しました。
当時、中絶手術をする際に婦人科検診や性病チェックをしたことがあるかと聞かれ、自分の身体のことについて何一つ知らないことに気づかされました。
それを機に「自分の体は自分で守る」ということを学び、毎年欠かさず検診に行っています。
婦人科検診といっても、様々な種類があります。ここでは婦人科クリニックの看護師さんに、私が最低限受診した方が良いと言われておこなっている検診についてご紹介します。
「乳がん検診=痛い」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
昔はマンモグラフィーという、乳房をマシンで挟む検査方法が主流だったので、挟む際に乳房に違和感や痛みを感じたり、妊娠中や授乳中の女性は原則検査ができませんでした。
しかし最近は乳房エコーという方法が普及されており、とても簡単に痛みなく検査ができます。
私はいつも乳房エコーの方法で行なっています。ベッドに横になり乳房にジェルを塗って、超音波マシンで乳房の内部を検査する方法です。より隅々までエコーを動かして見ることができますし、妊娠中や授乳中の方含め全く痛みなしで検査が可能です。費用もマンモグラフィーよりも少し安く約4,000円程度なので、最近ではより多くの病院で採用されています。
子宮がん検診は子宮内のどの部分を検査するかによって種類や値段も異なります。
全て検査するに越したことはありませんが、私が毎年行なっている検診は2つです。
子宮がん検診はどうしても子宮内に器具を挿入する必要があるため、違和感が全くないとは言えません。しかしほとんどが10秒くらいですぐに終了するので、簡単で私は痛みは感じません。
子宮頸がんの検査です。プラスチック器具やブラシで子宮頸部の細胞を擦りとって顕微鏡で調べるものです。約4,000円ほど。特に子宮頸がんは30代後半〜40代にかけてピークを迎えるケースが多く、そのうちほとんどが20代のうちに発症しているため、早期発見のためにも検査が推奨されています。
子宮体がん(子宮内膜がん)の検査です。子宮内腔に細い器具を入れて、子宮内膜の細胞を採取して顕微鏡で調べるものです。約5,000円ほど。
パートナーが1人だからと言って安心してはいけないのが性病。通常であれば発症しないものも、自分の身体の免疫力が低下していると発症するケースも多々あります。
性交渉の際に避妊具(コンドーム)の装着はマストですが、性交渉以外からも感染するリスクはゼロではないため、半年に1回くらいの頻度で性病検査も推奨されています。
どんな病も早期発見さえできれば治る時代。私も以前は健康体だから自分には関係ないと思っていました。
しかし年齢を重ねるにつれ、以前よりも周りで婦人科検診の重要性を教えてくれる友人が増え、今では、誰にでも起こり得る病気なのだと感じています。
身体に違和感を感じてから病院に行くのではなく、検診を年1回のルーティンにして自分の健康チェックをしてみませんか。
※参考:
20代OL/大手外資系キャリアコンサルタント/バックパッカー/新卒1年目で中絶を経験/誰もが生きやすい世の中実現のため、性教育支援や中絶経験者コミュニティー設立等活動中。
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