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クリスマスと並ぶアメリカの一大イベント「サンクスギビング」の過ごし方
ハロウィーンが終われば、街中は一気に冬支度の開始!12月のクリスマスを待ち構えて街中がクリスマス一色に染まり始まる前に忘れちゃいけない大切なイベントがもうひとつ、サンクスギビングが11月にやってきます。
2021.01.30公開
サンクスギビングとは、アメリカとカナダの祝日、感謝祭です。アメリカでは毎年11月の第4木曜日に行われていますが、カナダでは10月の第2月曜日にお祝いします。
今回は、アメリカのサンクスギビングについてご紹介します。
感謝祭は、その名の通り、日頃お世話になっている家族や友人を大勢招いて一緒に食事をとるアットホームな祝日で、この日のために遠方から駆けつける家族や友人も多く、毎年交通機関は大混雑。
サンクスギビングは行楽ではなく、親族や親しい友人が集う祝宴で、アメリカ国民が大切にしている祝日のひとつになります。行楽ではないとはいえ、従来では街中でパレードやイベントも行われてきましたが、今年は世界的なパンデミック、コロナウイルスの影響で、ハロウィーン同等に静かな年になりそうです。
アメリカのサンクスギビングのイベントといえば…
サンクスギビングといえば、みんなで料理を囲んで楽しむものとあって、とっても豪華!もともとは、冬が目前に迫ったこの時期の最後の収穫を祝ったのが始まりと言われていて、収穫物を共に分け合い、感謝、喜びを分かち合ったのが始まりと言われています。人と人との出会いや、自身が置かれている環境、サンクスギビングを迎えられ食卓を囲める幸せに感謝しながら、美味しい料理をいただく贅沢な1日です。
サンクスギビングディナーの主役といえば、ターキーです。ターキーは調理に手間がかかるのですが、完成した時の美味しさはひとしおで、サンクスギビングには欠かせない存在!
一般的には、ターキーに野菜やハーブなどを詰め込み、オーブンでじっくり長時間ローストします。朝からじっくりローストさせ夜にいただくターキーは、びっくりするほどジューシーな味わいでとっても贅沢な気分にさせてくれます。また、ターキーに詰め込んだお野菜は、サイドディッシュとしてターキーと一緒にいただきます。
味付けは、バターにミルク、ニンニク、塩胡椒でクリーミーに仕上げるのがポイント!
グレービーソースとは、ターキーの肉汁からなるもので、このグレービーソースをマッシュドポテトにひと回ししていただくのがとっても美味しい!
甘酸っぱいクランベリーソースはターキーのサイドディッシュとして最高な組み合わせ! 主役のターキーを引き立てる欠かせない存在です。
すでに収穫時期を終えたとうもろこしは、コーンブレッドやコーンスープとなって食卓に並びます。
オーブンで焼き上げたサヤインゲンの上にフライドオニオンをトッピングした副菜で、こちらもグレービーソースとの相性抜群!
忘れちゃいけないサンクスギビングのデザートといえば、オーブンで焼き上げた香り豊かなパイ。 1年を通して、1番パンプキンパイが売れるのがこの時期。 サンクスギビングのデザートにはパンプキンパイが一般的ですが、他にもアップルパイやピーカンパイなどを用意したりと家庭によって様々です。
今年はコロナウイルスの影響により、アメリカ国内でも州をまたぐ移動にも制限がかかり、今までのように大人数で食卓を囲むのは難しい状況に。これまで、当たり前のように行われていたサンクスギビングがいかに贅沢だったか、今置かれている状況を把握しあるものに感謝する、そんな年になりそうです。
今まで当たり前だったことが通用しなくなった今、サンクスギビングも各家庭で行い、1年を通して起きたこと、感じたことを分かち合い、感謝し、1日も早く親族や親しい友人と食卓を囲める日常が戻ってくることを願うばかりです。こんな時だからこそ、自分自身が置かれている現状や生活を改めて見直し、自身を取り巻く環境や物事に感謝してみてはいかがでしょうか。
アメリカ人夫と国際結婚。一児のおとこのこママ。妻になってもママになっても私らしく!夫と息子とアメリカ暮らしを満喫中。
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