family-4962878_1920.jpg

Wellness

コロナ禍でもストレスをためない子育てマインド

世界の常識を変えたパンデミックが収まる気配はなく、不安やストレスを抱える日々が続く今、大人はもちろん、子どもたちにも大きな影響が出ています。
育ち盛りのお子様が、不自由な生活を強いられ親としても辛い気持ちになる方々が多くいらっしゃることでしょう。
実際に私もひとりの子の親として、先の見えない生活を送っているひとりです。
今回は、そんなコロナ禍によって長く続くおうち時間でもストレスをためない子育てマインドをご紹介します。

2021.02.13公開

人はひと、私はわたし!

私は、コロナが発生した初期頃に第一子をアメリカで出産し、今に至ります。そのため、この1年以上、特別なことは何もなく誰にも会わずに、ただただ毎日、右も左も分からない乳飲み子と家でふたりで過ごす日々を送っています。

初めての出産と子育てはアメリカで主人と二人三脚でスタートしました。近所に両親や義両親がいるわけでもなく、気軽に頼れる友人もいない中、さらにはコロナというパンデミックに襲われた最中での子育てではありますが、不思議と今でも大きなストレスを感じることはありません。

もちろん、些細なことでちょっとしたストレスを感じていることはあると思いますが、思い返しても子育てに対して過剰に悩んだり、自信をなくしたりしたことはなかった思います。

周りを見渡せば、両親の手助けがあったり、ママ友がいたりと楽しそうな子育てを送っている方もいますが、人様と自分の状況、環境を比べたところで状況が好転するものでもありません。人と比べることをやめると、無理することもなくなります。心に余裕が生まれて、我が子や主人と素直に向き合うことができるようになります。

コロナ禍のアメリカで出産、子育て中の私ですが、この状況が逆に自分や家族との向き合い方を考え直す、見つめ直すいい機会だったと思っています。今までは気がつく暇がなかっただけで、実は不要なものが多かったと思い知らされました。コロナというマイナスな要素が生み出した生活環境から、自分のプラスになることに目を向けることができると少し楽になりますよ!

自分の機嫌は自分で取る!

family-4962871_1920.jpg

「我が子の成長」が最優先なのは間違いないですが、それと同じくらい「自分の機嫌を自分でとる」ことをとても大切にしています。ママって、どうしても自分のことは後回しにしがち。これって当たり前だし、母性本能が所以、優先順位を変えることは難しいし変える必要もないと思っています。

しかし、私の場合は、我が子優先の生活の中でも必ず、1日に1回、もしくはそれ以上、自分時間を確保します。そして、どんな自分でも、自分で自分を褒め称える!これは、産後から未だに続くおうち時間の今でもずっと続けていて、おかげさまで産後鬱にもならず、ただただ、子育てができて幸せ!我が子が愛おしくてたまらない!といった感情が今でもずっと続いています。

ママの気持ちは、我が子だけでなくパートナーにも伝わります。無理して家事や育児をこなし、その大変さを理解して欲しいと願うより、多少手抜きをしつつもママが自分で自分の機嫌をとってハッピーに生活できている方が家族も幸せだと思いませんか?「自分の時間なんてない!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、それって本当にそうでしょうか?

例えば、家事に忙しく時間がなく自分時間が確保できなそうな時、私は家事をせずに自分時間を楽しみます。理由は単純、家事は私じゃなくてもできることだから。気が向いた時に自分で家事をするもよし、パートナーにお願いするもよし、お互い時間がなければ外注したってよし。様々な考えがあると思いますが、選択技を自分で狭めないことはとっても大切!

任せる!お願いする!認める!

family-4962873_1920.jpg

結婚前に契約書でも交わしたなら話は別ですが、妻だから、主婦だから、ママだからって理由で家事をしなきゃいけない決まりはありません。今や、男性も女性も同じように働く時代、しかし子どもを産めるのは女性だけ。出産という大仕事をしたママに対して感謝や労りの気持ちを持つのはごく自然なことだと思いますが、それを行動で示すことができるのかは別問題として考えましょう。

幸い、私の主人は自ら家事も子育ても率先して動いてくれますが、バスタオルの畳み方ひとつとっても、私とはやり方も順序も全く異なります。それでも、やってくれたことに感謝して、主人のやり方を否定せずそのまま受け入れます。

はじめこそ、畳み方が違う!と思ったこともありましたが、それなら自分で直せばいいことですし、その畳み直す時間さえ、もったいないと思うようになってからは全く気にならなくなりました。ただただ、全力で感謝!全力で褒める!

結婚生活はひとりでは成り立ちません。相手を変えようとするのではなく、もちろん自分を変える必要もなく、相手を受け入れる、これができるとお互いにとっても楽ですよ!

そして、子育てにも同じことが言えます。子育てはこうあるべき!といったルールはなく、ママが10人いたら子育て方法も10通り。結婚生活でも子育てでも、相手や自分を受け入れることが大切!

ルールを設けず、気持ちを優先!

お家という封鎖的な環境で、パートナーと我が子と過ごす毎日は幸せではあるものの、この生活に不満がないと言えば嘘になります。しかし、封鎖的な環境を逆手に取り、一定の常識を把握した上で世間や過去の価値観を一切設けず、ルールを決めずに自分とパートナーの気持ちを優先した生活を送ることによって、お互いを理解しあえるいい時期でもあると捉えています。

「子育て」だけにフォーカスしてしまうと、視野も狭くなりがち…1番は大切なのは、24時間365日、我が子と楽しく向き合える気持ち、環境作り。無理しない、比べない、機嫌を取る、受け入れる。ママがハッピーだと子どもは幸せです。みんな、ママが大好きです!子育てを気持ちよく行うためには、子育てを行っている環境や向き合い方、捉え方を変えることが大切です!

まずは、できそうなことから取り入れてみてはいかがでしょうか。

■Writer's Profile

ダブリン 遥香

アメリカ人夫と国際結婚。一児のおとこのこママ。妻になってもママになっても私らしく!夫と息子とアメリカ暮らしを満喫中。

Instagram:@harukaxostyle
Facebook:@HARUKAXOSTYLE

ダブリン 遥香さんの新着記事はこちら

飯田

「美容は人生に必要なエッセンス」。飯田安紗美さんが描く、J-Beautyの未来とは

「Beautyを通じて日本と美容業界の可能性をつなぐ」ことをミッションとし、新規事業やマガジン、複業支援などを通じて、J Beautyを世界へ拡げる活動をリードしている飯田 安紗美さんにインタビュー。日本の美容業界の可能性とは? その未来とは? 飯田さんの人生経験ならではの想いを語ってもらいました。

2025.06.30

Interview

Career

小林さやか 宣材写真1

“ビリギャルから起業家へ”小林さやかさんが本気で挑む日本変革。

『ビリギャル』として一躍有名になった小林さやかさん。偏差値30から慶應合格というサクセスストーリーの主人公でありながら、彼女が伝えたいのは「頑張れば夢は叶う!」なんていう、単純な話ではありません。教育や人生について独自のスタンスで発信を続ける小林さんに、現在の活動や目指しているものを聞いてみました。

2025.06.24

Interview

Career

MA Thumbnail

「私のバイブル」 vol.8/女優・安生めぐみさん

自身が持つ才能を活かし、クリエイティブな生き方をしている素敵な人に、ミューズたちの指針や道標となり、My Museの在り方を体現するような映画や本、アートをご推薦いただく「私のバイブル」。

2025.06.18

Culture

IMG_1324_VSCO

♯グッドバイブスウーマンvol.12<椎名唯さん/美容師>

#グッドバイブスウーマン。その方の信念や生き方、在り方がわかるような、「10の質問」をお届けします。本連載は、グッドバイブスな友人・知人をご紹介していくリレー形式。第12回目にご登場いただくのは、美容師の椎名唯さん。

2025.06.09

Interview

013

絵描き・アニーさんがつくる、言葉の“チカラ”を集めた一冊の本

バンライフをしながら、絵描きをするアニーさんにインタビュー。アニーさんは「生き方」を探究するため、さまざまな分野で活躍する人々にインタビューした本を自主制作。制作に至った経緯、その想いを語っていただきました。

2025.05.26

Interview

Career